復調

 

 

4月から5月は不安と緊張が心身に収まりきらず、明日死んでいるかもしれないという希望がないと生きていられなかった。すんでのところで立ち止まれた後、少しずつ妥協して、生き延びた。今やっと通常より調子いいな、ぐらいのところ。

(まぁこの先またどうなるかわからんけども…今のところなんとかなってる感じ)

 

いろいろヤバいときに仕事に回す分のメンタルだけは取り戻さないと、と不安になっていろいろやったけど、今振り返ると一番のメンタル回復薬はお金だったと思う。

お金に余裕出来ると、身体不調になったら休んでいいと思えるし、行きたかったイベとか必要と思うものを自分だけの意思で選べることが良かったみたい。

 

まぁその仕事をすることで死ぬことis希望みたいな精神状態になってるんだけども。自転車操業だ。早く滅びなければ…

 

 

なんか愚痴っぽくなるけど欲が湧く程度には生存してしまっている。ほんとうにしんどかったからよかった。

 

 

 

最近はfire TV stickをテレビに導入して、テレビを消せない日々を送っている。

 

アベマのななにーをきっかけに導入したんだけど、他にもアニメ系のチャンネルが充実しているし、動画サイトのアプリやらビデオも見られるのでずっと見ていられる。

 

まだ実践してはいないものの、ネット環境さえあれば旅先のテレビでも使えるらしいのでけっこう使えるやつ。アマゾンビデオに入ってる作品なら布教やら応援上映にも便利そう。

 

 

個人的に一番嬉しかったポイントはTDRの公式YouTubeが高画質で見られる点。

TDR行けてない人間としては見てるだけで楽しい。民放がやるTDR特集より魅力的で楽しそうに見える。

…あ、ななにーが高画質で見られるのも嬉しいけど。

 

 

ネットを見られる状況なだけで、自分はそこそこついていけていると勘違いしているんだけど(というか、そう思い込みたがっている節がある)、別にそんなことはないのだろう。

そう思い込もうとしている間にも、fire TV stickとか便利で進化したものはその間にも続々生まれているし、周りは当たり前のように使いこなせている。すでに自分はついていけてない歳の取り方をしているみたいだ。

まぁ全てについていく必要はないのだろうけど、もっと身軽に乗っかっていけるとしんどさの軽減が進むのかも。

越冬した

 

 

今年の冬はいつにもまして厳しかった。

 

 

雪の量とか寒さはいつものことなんだけど、今年の冬は精神にキた。

 

他の人が普通の感覚で話しかけてきても、言外の悪意を勝手に受け取って落ち込んだり、正解の立ち回り方が分からなくなって身体が固まることが毎日で、仕事は続けられなかった。

いつもなることではあるけれど、今回は辛さが勝ってしまっていて、特に行動に影響したと思う。

 

 

寝ても覚めても間違えたこと、できなかった光景が頭の中でなんどもフラッシュバックしては身体が固まる。どこへ行ってもまた同じ間違いを繰り返すし、どこへ行っても長く続かないことはますます確信的になった。けれどその状態である自分を肯定はできない。感情と行動の制御がバカになる前に専門の人にお世話にもなった(ている)。

 

ほらやっぱり、何もできないんじゃん、お金を稼ぐこともまともに人と渡り合うのもできなかったじゃん、やっぱりね。分かっていたけど、でももしかしたら別のこともできるかもしれないって間違った自信なんて持ったのが間違いだったよ。皆みたいに普通に暮らすことはできないよ。自立はきみの人生の中では逆立ちしても手に入らない高級品だ。

と何度も自分に言い聞かせ、ますます気は滅入り、死ぬ方法を考えている時はラクになっていた。(死を考えてると楽になるのはいつものことだけど)

 

 

こう振り返ると無事に越冬できなかったとも言えるけど、なんとか別の仕事は始められたから良しとするし、まぁよくこんな凄まじい精神状態と環境で死なずにこれたなーと思う。

 

 

暖かくなってきて、幾分しんどい考え方は弱まってきているけれど、寒さやら気温やらに振り回される日もまだあって、油断はできない。

 

 

あとやっぱり人間が無理だった。なんで人間とやっていけると当時の自分は思っていたのか不思議でならない。

 

他人と同じようにやろうとすると無理が出ることはよく分かったので、ちょっと不安を感じたら作業量を抑えて、まともな人の目に入らないようにやっていきたい。

 

 

 

 

 

そんな厳しい冬をやり過ごせたのは、越冬グッズのおかげでもあった。

解決できない辛みが消えなくて、衝動的にニトリのモチモチクッションとしまむらの柔らか毛布を買ったんだけど、これが精神を一瞬で和らげてくれた。

一瞬だからすぐダメに戻るんだけど、クロールの息継ぎのように一瞬精神が和らぐことは、その日一日の落ち込み具合を軽減してくれた。

 

モチモチクッションをモチモチしていると、なめらかな手触りと吸い込まれるような柔らかさに安心する。しばらく抱えていると体温が移り暖かくなるのがまた心地よい。小一時間ほど柔らか毛布とモチモチクッションで大福になれば、その日一日分は回復できた。怖くて生きられないと感じたら一日中大福になってしまうけど。

人肌温度と柔らかさで癒されるというなら、もはや人間無理なのか寂しい人間なのか分からない。もう世界も自分にも否定されていると感じていると柔らかさと温かさだけが赦しだったのかもしれない。あと寒いし身体カチカチだから。

 

あと本はかろうじて読めて、『ポトスライムの舟』『ハリネズミの願い』『失踪.com』は面白かったのを覚えている。当時の環境と重なる部分もあって、救いになった部分もあった。

 

『ポトスライムの舟』は、作者が『ダメをみがく』という対談本に出ていたことから知った作品だ。

『ダメをみがく』のお二人も一般的な仕事できる女(ひと)からはズレている人なんだけど、そんな人の生きづらさとか生き方とかを考えたり、仕事をなんとかする話をしている。

読了後「これでもいいのか!それはそれで大丈夫なのか!」と嬉しかったことを覚えている。嬉しさのあまり、いつの日かの布教用にもう1冊買った。(でもその日はまだきていない。)

 

まぁこのお二人はなんだかんだ成功しているし、お二人は全然ダメじゃないし、それよりも自分はもっとずっとダメなので、本当に強い自己否定としんどい時は読めないんだけども…でも本を読める程度のしんどさが続くときは、たまにこの本を読み返して回復している。

 

 

 

 

やっと暖かくなって多少身体が効いてる感じがするけど、あまり頑張ろうとは思えていない。

自分にとって頑張るという状態は皆が普通にできてることを自分もマネしてできるようにすることだったんだけど、それはできても当たり前のことばかりで、さらに持続を求められると難しかったからだ。

それが苦しいし、そうやって逃げていいとは思えないんだけど、何回か立ち向かっても毎回失敗して精神大破で再起に時間かかるんだよな。生きていくハードルめちゃめちゃ高すぎる。コスパが悪い。

 

こんだけダメだと、もはや自分は地球の人間ではない可能性が高いし、だから地球人ができても他星人の自分ではできないことが普通という設定にしている。

 

 

そういう頑張りは意識してやめていって、目の前のやりたいこととやらなきゃいけないことを7:3くらいで進めていけばいいと思っているし、それよりも睡眠の時間を大事にして多く眠り、とりあえず花粉をやり過ごしてしまいたい。

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